無職になって4か月が過ぎた。無職になった当初は濃密な無職生活を送っていたが、いまでは光陰の矢が突き刺さるほど時間がたつのが速い。
ブログしか書いてなかった4月、5月にくらべ、目標が立った6月からは余裕がなくなってきた。ブログの更新もストップする日が増え、猶予期間と考えていた1年の3分の1が過ぎており、部屋に閉じこもっているあいだに夏が本番を迎えていた。夏はわりと好きな季節だが、無職で過ごす夏はロマンも無くさびしい。
現在、働きもしないで何をやっているのかというと、「次の仕事に就くために自己研鑽をしている」というふうにしか言えない。根がどこまでも臆病者にできているので、健常者にありがちな「目標を周りに宣言して己を奮い立たせる」ことができない。
宣言して失敗するのが怖い。そうやって生きていたら誰からも信用されなくなり、友達も恋人もいない人生を送るはめになっていた。
健常者から「あなたは曖昧な言い方が多すぎるんです。言いたいことはハッキリと言ってください」と怒られたのを思い出して腹が立ってきた。
健常者のように自分の理想や信念を言うことができればどんなにいい人生だったろう。非健常な人間なので仕事や人間関係を毎回リセットして生きている。
ただひとつ、年齢だけがリセットできない。
どうしてこんな生き方しかできなかったのだろうか。
健常者になりたい人生だった。
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